こんにちわ。
私は、これまでのトレード経験から、
間違いなく自分は、生まれ持った才能的なものはトレードにはないなと確信しております。
何故ならば、説明できないことを繰り返して勝つことができないからです。
昔、巨人の長嶋茂雄という人間が、野球では「スーッと来た球をガーンと打つ」と言ってたらしいですが、
そういう非論理的で抽象的なことが通用するのは才能のある人だけだと思うのです。
その反面、イチロー選手って凄いなって思うのは、
彼のやってることを、彼は一言一句ちゃんと説明してるっていうか、
天才とか言われてますけど、天才なんだろうと思うんだけれど、
非常にロジカルで努力の人ですよね。
つまりですね、自分が論理的に説明できることは、僕は誰でも繰り返して再現可能だって言いたいわけです。
才能がなくても、決められたレシピに従って料理はできますよね、言ってしまえばそれと同じです。
僕は、トレードではスキャルピング気味のデイトレードをやっているのですが、
投資の手法は人それぞれですが、この記事を読むことで、少なくとも為替で短期トレードをする初心者の人には、
トレードで長期的に勝ってくヒントを得られると思ってるので、よければ最後までお付き合いください。
目次
約定履歴をまずは見る
まず、そこそこトレードで勝てるようになってきたら、
1ヶ月連続してトータルで勝てる月がボチボチ出てきます。
そういう状態になった人は、とりあえず勝てる相場と勝ち方が分かるってことだと思うんですよ。
スイングトレードと違って、デイトレードは毎日約定しますから、トレード回数を増やせば負ける確率も高まりますから、
毎日トレードしてるのに、月間トータルでプラスってことは、それだけ、
- 勝てる相場がわかるってことだし、
- 逃げるスキルもあるってことだし、
- 利益確定する力もあるってことだし、
- 負けトレードを引きずらずに負けまくってないってことだし、
- 勝って調子に乗ってミスりまくることもないって証拠なのです。
でも、長くトレードで勝ち続ける(つまり何年も連続でトータルプラス)には、
単純に勝てるトレードだけ増やせても、無理だと思うわけです。
つまり、自分が約定した過去のトレード利益を見て、一貫した勝ち方が毎回できてるかということが重要だし、
逆に言えば、負けても勝っても、ポジションを持つ根拠が一貫してるかどうかが大切だと思うのです。
つまり、自分が決めたポジションを持つ根拠の場所以外でポジションを持つってことは、勝っても負けても失敗っていうふうに思うべきなのです。
いつ見ても、どれだけ未来でチャートを見直しても、ここは入れる根拠が明確だよねと振り返れないトレードは全部失敗ってことです。
私は、トレードを通して、心の底から、『型破り』という言葉の由来である、『型を徹底的に守る』大切さを学びました。
守破離って言葉が昔あって、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つなのですが、
創造的な過程のベースとなっている思想は、そのプロセスを「守」「破」「離」の3段階ってことでして、
まずは、自分が定めたポジションを持つ根拠を守るのが、創造的な活動のプロセスの第一段階ってことなのです。
型を『守る』とはどういうことか(勝ちパターンは人それぞれ)
じゃあ、型を守るっていうのはどういうことかって言うと、
トレードは人それぞれ勝ちパターンは、いっぱいあるし、誰でも適応できる正解は別にないんだけど、
例えば僕だったら、
- 長期足のトレンドに基本的に従う
- 短期足で明確に観測できるビルドアップのレンジを足場にする
- チャートパターン(ダブルボトム、ダブルトップ)を分かりやすく観測できる
この三つが、僕の型です。
僕の今までのトレード約定履歴とか見て、何回見ても安心してトレードできるなと思うトレードの条件が、
上記みたいな感じでポジションを持った時だったし、自分でもいつもチャートを見て探すのは、
上記みたいな相場が出来上がっているところだからです。
でも、別に、こういう自分にとっての優位性は、色々あっていいと思うんです。
例えば、並行チャネルの下限上限で入るとか、レンジのブレイクのショートだけ狙うとか ... etc
色々あると思うし、色々と採用して、色々な手法でトレードしてもいいんだけれども、
結局、一番大事なのは、同じようにトレードして、勝つ時も負ける時も、ポジションを持つ相場の根拠は一貫してなきゃいけないってことです。
勝つときもレンジのブレイクアウトだけだし、負ける時もレンジのブレイクを狙ったら逆張りに負けたときだけみたいな感じです。
これが、型を守るっていうことでして、創造的な活動の第一歩なのです。
短期トレーダーのレベルを定義してみた
ちなみに、個人的には、デイトレードのような短期売買では、トレーダーのレベルは結構定義できると思ってまして、
例えば初心者からベテラントレーダーは、このような層に別れると思います。
素人トレーダーの共通点
ポジポジ病にかかり1回勝って9回自滅、なんで勝ったかも分からないため勝ちを再現できないし、なんで負けたかも分からないため、同じ負けを避けられず繰り返し負ける。プロスペクト理論も相まって負けまくる。
初心者トレーダーの共通点
ちょこちょこ思い通り勝てるけど、知識と知識がつながらず、長期足のトレンド転換に気がつかなかったりして、ポジションを持つ根拠がすぐ崩れて損切りされたり、損切りラインが曖昧で、含み損が大きくなったり、ヒゲで狩られたり損切りした後に思い通りに動いたりしてトータルプラスに全然ならないけど、なんとなくコツを掴みかけている
中堅トレーダーの共通点
マルチタイムフレームワークとかが分かってきて、レジサポラインに対する意識もあり、トータルで勝つことができるが、一貫した勝ち方はできず、相場に振り回されて、トータルで勝ったり、負けたりして、成績が安定したりしなかったりする。
熟練トレーダーの共通点
常に一貫した勝ち方と負け方をできて、感情的なトレードをしないし、ポジションを持つ根拠が揃わなければ、適切に機会も見逃す力を持っている。だから、勝つにも負けるにも条件は一致してるため、大きく負けないし、相場に振り回されないし、成績も安定する
自分が定めた勝ちパターンでのみで、勝っているか、そして負けているか
段々とトレードで勝ち始めてトータルで勝ち始めることができると、
自信がついて調子に乗ってくるわけですが、ここからが、新しいレベルを上昇するきっかけになります。
いくら何回でも勝てても、余程の才能のあるトレーダーでない限り、ロットを増やせば増やすだけ、
自分の感情が揺らされて、負け越す回数も増えてくると思います。
そういう時に、自分たちのような平凡トレーダーが安定して大きなロットを運営するには、
一番最初に言ったように、一貫した勝ち方と負け方を繰り返さなきゃいけない。
ぶっちゃけて言ってしまえば、いくら儲かったとかいうことに心がブラされるよりも、
約定を繰り返すたびに、今回も一貫性のある勝負ができたことに哲学というか、高揚感を覚えることができれば、
トレーダーとしての仕事は、もう7割思ってるようなものだと思っています。
トレードにて発生する物事や、問題の大きさが、勝っているかとか、負けてるかとか、いくら儲かったとか、損したとかではなく、
いかに自分が最初に定めた勝ちパターンに従っているか?正しくトレードした回数を積み重ねることにフォーカスすればいいのです。
環境認識は大前提
ここでまでで、僕が言いたいことは、ほとんど全部終わりなのですが、
一応最後に言っておくと、
ここまでの話は、基本的なトレンドとか、押し目買い戻り売りとか、ダウ理論とか、水平線とか、環境認識とか、マルチタイムフレームワークとか、
そういう基礎的な知識が繋げることで、初心者トレーダーから、熟練トレーダーになれると思っています。
まだ、僕もまだまだビギナーレベルだと思ってるので、
一緒に一貫性という哲学を磨いていきましょう、哲学が、人生で一番大切です。