
今の時代、円安は日本にとって損だと思う。ドイツ移住して実感した日本の貧しさ。自らの首を絞める拝金主義国家、日本
私は円安に断固反対します
日本円が円安になると、日本の輸出企業は儲かります。外国で日本製品が安くなるのでよく売れるわけです。
日本の大企業は、輸出企業が多いので、日本政府は日本が儲かるために円安へ誘導していると言われています。
私は、こういう政策には現在は反対です。何故ならもう今の時代、安けりゃ良いって話ではないと思うからです。
例えば、いくら日本製品の質が良くて安くても、Appleのようなブランディング成功した会社には勝てないじゃないですか。
いくらSONYのAndroidスマホが安くても、日本人は高価なiPhoneを買うわけですよ。
それに、今の時代はテクノロジーが発展してきて、どこの国でも安くて高品質な商品が作れる時代になりました。
つまり、いくら日本が為替を円安方向に操作したって、中国には絶対に敵わないわけです。
ですから、今の日本に必要なのは、円の価値を下げて安い商品を外国で売り捌くことではなくて、iPhoneのように、
世界中の中流層が、財布の紐を緩めてでも買いまくってしまうブランドだと思うわけです。
まあ、口で言うのは簡単だけどね・・・
ドイツ移住して実感した日本の貧しさ
ところで、私は11月に僕はドイツに移住するのですが、今って、日本で300万円貯めても、為替でユーロに変換すると230万円くらいの価値にしかならない。
稼いだ金が為替レートで消えていくのは私としては、すごく心が痛くなりますね。例えば、ドイツに住みながら日本のクライアントから仕事をもらって働いても、
ユーロに変換するたびに金が一回り小さくなってこちらに来るわけですよ。辛い。
なんていうか、欧州って豊なんだなあと実感したのと同時に、同時に日本って貧しいなあと少し残念に思った。
こんなことしてたら、確実に外国の優秀なビジネスマンやエンジニアは、日本では働かないという選択をする。
だって、日本で稼いでも母国に帰るだけで損するわけで、母国への仕送りとかも出来なくなるじゃないですか。
前に聞いた話で、インド人のエンジニアが何故シリコンバレーで働きたいと思うかというと、インドは豊かではない国なので、
腕の良いエンジニアが米国のシリコンバレーみたいな場所で10年くらい働いて貯金してれば、ドイツに帰ったらマジで億万長者になるからですよ。
得するので、優秀な人ほど米国に行こうと思うわけで。
そして、同じことが日本でもきっと将来起こって来る、優秀な日本人ほど日本から出ていく。そして外国で稼いで日本に住む家族とかに仕送りするようになる。
自らの首を絞める拝金主義国、日本。
円安は日本を三流国に陥れる最悪な悪手だと思ったので、日本政府さん、どうにかしてください。お願いします。